タグ・ホイヤー「モナコ」レーシンググリーン:英国レーシングの伝統を纏う、究極の一枚
スクエア(角形)ケースのスポーツウォッチと言えば、真っ先に名前が挙がるのはこの**「モナコ(Monaco)」**でしょう。
そのモナコシリーズの新たな一員として登場したのが、**「レーシンググリーン(競速緑)」**です。これは単なる「緑色のモナコ」ではなく、英国のレーシングヒストリーに敬意を表した**スペシャルエディション**。レーシングファンにとっては、見逃せない一品です。
🇬🇧 英国レーシンググリーンの由来
1902年、ゴードン・ベネット・カップで勝利した英国のドライバー、セルウィン・エッジは、開催国であるアイルランドの象徴「三葉草(シャムロック)」にちなみ、ナピア車に**濃い緑色(ダークグリーン)**の塗装を施しました。
これが後にFIAが定める国別カラーコーディングで**「英国=レーシンググリーン」**として正式に定着するきっかけとなりました。
レトロモダンなデザインの見どころ
この「レーシンググリーン」は、タグ・ホイヤーが誇るCalibre 11(自動巻きクロノグラフ)を内蔵した、非常にバランスの取れたデザインです。
* **文字盤(Dial):**
* **シルバーのサンレイ仕上げ:** 1920〜30年代のレーシングカーのスピードメーターを彷彿とさせる、シルバーの放射線(太陽)紋が美しい。
* **「緑」の使い所:** 大きな文字盤はシルバーのままにし、3時位置と9時位置の**サブダイヤル(計時盤)**のみに「レーシンググリーン」を採用。これにより、スポーティーさを主張しつつ、ビジネスシーンでも違和感のない上品さを両立しています。
* **アクセントカラー:** 視認性を高める**イエロー(黄色)**の秒針が、文字盤を華やかに彩っています。
* **ケース(Case):**
* **素材:** 2種チタン(Grade 2 Titanium)。チタン素材を採用しているため、見た目の存在感(40mm弱)の割に、実際の装着感は驚くほど軽量です。
* **仕上げ:** ブラスト(噴砂)処理が施され、光沢を抑えたマットな質感が、軍用機器やヴィンテージツールウォッチのような雰囲気を演出。
* **リューズ(表冠):** クロノグラフのスタート/ストップボタンが通常の3時位置にあるのに対し、**リューズが9時位置**に配置されています。これは1969年の初代モナコを彷彿とさせる、貴重なデザインです。
見せる機械式ムーブメント
裏蓋はスケルトン(透き通し)設計。
* **ムーブメント:** **Calibre 11(キャリバー11)**自動巻き機械式。
* **装飾:** 日内瓦波紋(Côtes de Genève)やルルド(Perlage)などの装飾が施され、透過される光と相まって、機械式時計ならではの美しさを堪能できます。
* **スペック:** 40時間のパワーリザーブ(動力貯蔵)。
装着感と価格情報
**モデル名** モナコ セリエュール レーシンググリーン
**限定本数** 1,000本(裏蓋に「ONE OF 1000」刻印)
**防水性能** 100m
総評
この時計の最大の魅力は、**「歴史を語れる」**点です。
F1のレッドブル・レーシングチームのマックス・フェルスタッペンも着用するこのモデルは、単なる時計ではなく、英国のモータースポーツ史そのものです。
39mmというサイズ感も手首にフィットしやすく、レーシンググリーンの深みと、チタンケースのクールな質感が絶妙にマッチしています。是非、大阪の正規店舗で実物の輝きを手首に載せてみてください。